森林大国と呼ばれる日本では、毎年春から夏に掛けての時期は全国的に花粉が飛散します。
花粉が飛散する量は、前年の天候による木の成長度合いによって大きく変わるので、花粉症を患っている人はしっかりとチェックしておかなくてはいけません。
そこで今回は、2021年度の予想される花粉の飛散量や有効な対策グッズについて紹介していきます。
【花粉症】2021年の量やピークはいつ?
日本のほぼ全域に生息している花粉症の主な原因とされる、スギとヒノキの2種類の木の成長が始まるのは毎年6月の前半からです。
木がどの程度成長できるかは、この時期の日照時間によって大きく左右されます。
一方で7月は記録的な冷夏で全国的に殆ど気温が上がらなかったため、そこで6月の段階で成長が止まってしまった雄花もたくさんあります。
全国的にピークを迎えるのは、3月中旬と予想されています。
地域ごとの花粉の飛散時期と予想される量は以下の通りです。
北海道
【飛散の始まり】:道北、道央は3月下旬、道南は3月中旬
【予想量】:例年並
東北地方
【飛散の始まり】:2月下旬(青森県の一部では3月上旬)
【予想量】:非常に多い
関東地方
【飛散の始まり】:2月上旬
【予想量】:非常に多い
中部地方
【飛散の始まり】:2月中旬
【予想量】:非常に多い
近畿地方
【飛散の始まり】:2月下旬
【予想量】:非常に多い(奈良県、和歌山県、三重県は他より若干少なめ)
四国地方
【飛散の始まり】:2月上旬
【予想量】:非常に多い
中国地方
【飛散の始まり】:2月上旬
【予想量】:多め
九州、沖縄地方
【飛散の始まり】:北部は2月上旬、南部および沖縄は2月中旬
【予想量】:多め
【花粉症】2021年の対策はいつから?
先程のデータからわかるように、この記事を作成している2021年2月17日時点ですでに飛散が始まっている地域もあります。
飛散が始まったばかりでピークは1ヵ月ほど先となるので、現時点で自覚症状がない人もいるかもしれませんが、油断をせずにこの時期から対策を行う必要があります。
例年であれば、下記のような対策が有効とされています。
・その日の過ごし方に関係なく、毛羽だった衣類は避ける
・自宅に入る前に、服や荷物に付着した花粉をしっかりと払い落とす
・家に花粉が入らないように、窓やドアをしっかり閉める
・こまめに掃除をする
・ニュースやアプリで、その日の花粉の飛散量をチェックする
しかし、2021年度は新型コロナウイルスの感染にも気を付けなくてはいけません。
新型コロナウイルスの感染予防対策は、以下の通りです。
新型コロナウイルスの感染を防ぐために窓を開けて空気を入れ替えれば、室内にスギやヒノキの花粉が侵入するのは避けられません。
花粉症の人からすればどちらも重大な問題ですが、命に関わる可能性のある新型コロナウイルスの対策を優先したほうが良さそうです。
空気の入れ替えが済んだら掃除機をかけて、床や壁などに付着した花粉を雑巾などで拭き取るようにする必要もあります(;´・ω・)
花粉症対策病院に行く目安は?
この記事を読んでいる人の中には、「花粉症は一時的な物だから市販の薬やアイテムで乗り切ればいいし、わざわざ病院に行かなくてもいいや」と考えている人もいるのではないでしょうか。
これは大きな間違いです。
市販薬は花粉症の対策を目的に作られていますが、全ての人に有効なわけではありません。
といった症状が出始めたら、早めに病院で診察を受けることが大切です。
受診する診療科は以下がおすすめです。
・鼻水、くしゃみ 耳鼻科
・頭痛、倦怠感 内科
・中学生以下の子供 小児科

複数の症状が出るという人は、アレルギー科を受診して検査を受けた方がいいかもしれませんね。
花粉症対策2021|おすすめグッズ
ここからは花粉症対策におすすめのグッズ、2021年度版をご紹介していきます。
花粉症対策の基本とも言えるマスクです。
一般的なマスクが三層構造なのに対して、こちらは四層フィルターとなっているので花粉の侵入をしっかりとガードできます。
九州や沖縄など南の地域では、花粉がピークを迎える3月時期に夏日になることは珍しくありません。
この商品は、左右の内側に保冷剤を入れられるポケットが付いているので、暑い日の外出でも蒸れが解消されます。
花粉症の代表的な症状の一つ、目の痒み対策グッズです。
ゴムが調節できるのもポイントです。
evaLIGHT Plus 2020年モデル エヴァライト プラス 冷却・加湿・空気清浄 パーソナル空間の環境を整えるパー…
屋内で使用する花粉症対策グッズです。
空気清浄、加湿、冷却の3つの効果が得られるので花粉症はもちろん、新型コロナウイルスの対策にも使えます。
花粉症対策としては珍しい食べ物による対策法です。
甜茶と柿渋の爽やかさとハッカの清涼感で、鼻詰まりの解消が期待できます。
まとめ
インターネットでは、コロナ禍の影響で2021年は花粉の飛散する量が少なくなるといった情報の出回ってますが、全くのデマです。
新型コロナウイルスが花粉の飛ぶ量を抑えてくれると思っている人は危険ですよ( ゚Д゚)
花粉症を患っている人は、間違った情報に踊らされることのないようにしっかりと対策を取ってくださいね。

